夏休み明けの感染症に注意|市川市で増加傾向のコロナ・インフルエンザ対策

9月に入り、夏休みが終わって学校や園での生活が再開する時期になりましたね。久しぶりにお友だちと会える楽しい季節でもありますが、一方で感染症にも注意が必要な時期です。
みなさんこんにちは、まえだ小児科医院の院長の前田です。

最近、市川市・行徳・南行徳エリアでも、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザに関するご相談が少しずつ増えてきている印象があります。千葉県の公表している感染症情報を見ても、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザともに増加傾向が確認されています。

千葉県の2026年第34週、8月17日から8月23日までのデータでは、新型コロナウイルス感染症の県全体の定点当たり報告数は、前週の0.82人から1.20人へ増加しています。また、年代別では10歳未満のお子さまが45例、全体の21.0%と最も多く報告されています。

参照元:千葉県「千葉県の新型コロナウイルス感染症の発生状況 2026年第34週」
https://www.pref.chiba.lg.jp/eiken/c-idsc/documents/202634covid19.pdf

インフルエンザについても、同じ2026年第34週に県全体の定点当たり報告数が1.80人となり、流行開始の目安とされる1.00人を上回りました。年齢群別では10歳未満が120例と最も多く、子どもたちの間でも注意が必要な状況です。

参照元:千葉県感染症情報センター「週報(2026年)」
https://www.pref.chiba.lg.jp/eiken/c-idsc/wr2026.html

なお、市川市公式Webサイトでも、新型コロナウイルス感染症に関する情報は千葉県感染症情報センターの週報などで確認する形が案内されています。地域の感染状況を確認する際は、市川市や千葉県の公式情報も参考にしましょう。

参照元:市川市公式Webサイト「新型コロナウイルスについて知る」
https://www.city.ichikawa.lg.jp/site/library/1418.html

ただし、これらの公的データはあくまで約1週間前の報告をもとにしたものです。現在は夏休みが明け、学校や園で多くのお子さまが再び集まる時期に入っています。そのため、実際にはさらに感染が広がっている可能性もあると考え、早めの対策を心がけていきましょう。

夏休み明けは感染リスクが上がりやすい時期です

夏休み中は家庭や旅行先など、比較的限られた人との接触が中心だったお子さまも、学校や幼稚園、保育園が始まると、多くのお友だちや先生と同じ空間で過ごすようになります。

教室、給食、部活動、習い事、放課後の遊びなど、子ども同士の距離が近くなる場面も増えます。新型コロナウイルス感染症やインフルエンザは、咳やくしゃみなどの飛沫、手指を介した接触などで広がるため、集団生活が再開する時期は特に注意が必要です。

新型コロナウイルス感染症でみられやすい症状

新型コロナウイルス感染症では、発熱、喉の痛み、咳、鼻水、頭痛、だるさ、関節痛、下痢など、さまざまな症状がみられます。お子さまの場合、症状が軽く見えることもありますが、家庭内で兄弟姉妹や保護者さまへ広がることもあります。

「少し喉が痛いだけ」「熱は高くないから大丈夫」と思っていても、周囲にうつしてしまう可能性があります。体調がいつもと違う時は、無理に登園・登校させず、まずはご家庭で様子を見てあげることが大切です。

インフルエンザでみられやすい症状

インフルエンザは、比較的急に症状が出ることが多い感染症です。38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、強いだるさなどが出やすく、喉の痛み、鼻水、咳を伴うこともあります。

小さなお子さまでは、ぐったりしている、食欲が落ちる、機嫌が悪い、眠ってばかりいるといった様子で気づくこともあります。また、まれにけいれんや意識の変化など、注意が必要な症状が出ることもあります。

早めに小児科へ相談したいサイン

発熱や咳、喉の痛みがある場合でも、元気があり、水分が取れていて、眠れている場合は、慌てすぎず様子を見ることもあります。ただし、次のような症状がある場合は早めに小児科へご相談ください。

  • 高熱が続いている
  • 水分をほとんど取れない
  • おしっこの回数が明らかに少ない
  • ぐったりしていて反応が弱い
  • 呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている
  • 何度も吐いている
  • けいれんがある
  • 呼びかけへの反応がいつもと違う

特に、呼吸が苦しそうな時、意識がぼんやりしている時、けいれんがある時は、夜間や休日であっても救急受診を検討してください。

家庭でできる感染対策

感染を完全に防ぐことは難しいですが、ご家庭でできる基本的な対策を続けることで、感染拡大を抑える助けになります。

  • 帰宅後、食事前、トイレの後は、流水と石けんで手を洗う
  • 咳やくしゃみが出る時は、マスクや咳エチケットを意識する
  • 部屋の換気をこまめに行う
  • タオル、コップ、食器の共用をできるだけ避ける
  • 睡眠をしっかり取り、無理な登園・登校を控える
  • 発熱や咳、喉の痛みがある時は、早めに休ませる

また、家族の中で体調不良の方がいる場合は、できる範囲で部屋を分ける、食器やタオルを分ける、こまめに手洗いをするなど、家庭内で広げない工夫も大切です。

登園・登校の判断は無理をしないでください

夏休み明けは、学校生活のリズムを取り戻す大切な時期です。しかし、発熱や強い咳、喉の痛み、だるさがある時に無理をして登園・登校すると、お子さま自身の回復が遅れるだけでなく、周囲のお友だちへ感染を広げてしまう可能性もあります。

症状がある時は、まずはご家庭で休ませ、必要に応じて小児科へ相談しましょう。登園・登校の再開については、病気の種類や園・学校のルールによって異なる場合がありますので、通っている園や学校にも確認してください。

まとめ|夏休み明けこそ、体調の変化に気をつけましょう

千葉県の公表データでは、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザともに増加傾向が確認されています。さらに、夏休み明けは子どもたちが学校や園で多くの人と接するため、感染が広がりやすい時期でもあります。

市川市・行徳・南行徳エリアにお住まいの保護者さまは、お子さまの発熱、咳、喉の痛み、だるさ、食欲低下などに注意し、無理をさせないようにしましょう。

「これはただの風邪かな」「受診したほうがいいのかな」と迷う時は、一人で判断せずご相談ください。まえだ小児科医院では、お子さまの症状やご家庭の不安に寄り添いながら診療しています。気になる症状がある時は、お気軽にご相談くださいね。

この記事の編集者

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まえだ小児科の院長の前田正人(まえだまさと)です。 当サイトの記事は私が執筆・監修をしております。 何か気になる点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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