A.換気をよくし、空気がこもらないようにします。
ダニやかびは梅雨のころだけでなく、最近は一年中、発生します。冬でも暖房がゆきとどき、室温が高く
、しかも住宅の気密性が高いので、湿度も高くなりがちです。とくに、マンションは一般住宅より、さらに
、気密性が高いので、ダニやかびが発生しやすくなります。
ダニやかびでないようにするには、まず、こまめに窓をあけ、風通しをよくすることが大切です。暖房
を入れていても、一時間に一回は窓をあけ、換気をしましょう。
また、換気と室内の温度差があると、窓ガラスや壁に結露という、水滴がつくことがあります。そのまま
にしておくと、かびが発生しやすくなるので、頻繁に拭き取るようにしましょう。
かびやダニはアレルギーの原因になることも
かびやダニが発生すると、不衛生なだけでなく、体に悪影響をおよぼします。ダニのなかには、人間を
刺す種類もいますし、まれですが、空気中のかびの胞子肺に入って、炎症を起こす例も報告されています
。
しかも、かびやダニは、このような直感的な被害だけでなく、アトピー性皮膚炎や鼻炎、結膜炎、気管
支ぜんそくといったアレルギー性の病気を引き起こす、目に見えない要因のひとつになるのが、困った点
です。
こうしたアレルギー性の病気があったり、アトピー体質の子どもがいる家庭では、できるだけ発生をお
さえることが必要です。
家具の配置を変えたり、まめなそうじでダニ予防を
かびやダニをまったくださないようにするのは不可能ですが、発生や繁殖をある程度おさえることはでき
ます。
まず、部屋の換気をよくし、そうじをまめにします。湿気やごみ、ほこりは、かびやダニが繁殖するい
ちばんの原因となります。そうじをするときは、大きく窓をあけ、そうじ機の排気口は外に向けます。
じゅうたんは、ダニが生育する好条件がそろっているので、できだけやめます。とくに、たたみの上に
じゅうたんを敷くのは厳禁です。できればフローリングにしたいものです。家具は、そうじがしやすいよ
うにすっきりと配置します。キャスターを底面につけると、そうじの際の移動がらくです。
かび,ダニ退治のポイント
観葉植物やペットは飼わない。
鉢植えの観葉植物は、手入れをまめにしていないと、土やかびやダニが発生しやすくなります。
いぬやねこ、ハムスター、小鳥などの毛は、直接アレルギーの原因になるだけでなく、ダニを繁殖させ
るので、屋外か飼わないように。
押し入れの湿気対策も忘れずに
押し入れは、かびやダニの温床となりがち。定期的に中のものをだし通気を。床にすのこなどを敷くの
もよいでしょう。除湿剤を使用するときは、交換を忘れずに。
布製のソファーやぬいぐるみは清潔に
布製のソファーはほこりがつきやすく、お菓子の食べこぼしなどがダニが好むのでソファーの上では飲
食禁止にし、まめにそうじを。
ぬいぐるみは、毛が少なく、丸洗いできるものを選び、汚れたらすぐに洗濯します。
エアコンのフィルターのそうじはまめに
エアコンのフィルターが汚れていると、かえってほこりを部屋中にまき散らします。あまり気づかないそ
うじの盲点ですが、一週間に一度は取りはずしてそうじを。
1.発熱とは
発熱とはいろいろな病的原因によって体温が上昇することをいいます。個人差はありますが、おとなでは
37度以上、小児では37.4度以上を一般に発熱といいます。小児の発熱は昼間は元気であったのに、夕方から夜にかけて急に出る事が多いのです。 |