インフルエンザの流行期に突入
厚生労働省より10月3日付けで発表がありました。今年は例年より、約1ヶ月早く流行が始まっています。
幼稚園、保育園、学校などの集団生活の場では特に感染が広がりやすいため、十分に注意が必要です。
マスクの着用、うがい、手洗いの徹底はもちろん、室内の換気や加湿、十分な睡眠とバランスの良い食事など、日常生活の中でできる予防策を心がけましょう。
また、高齢者や基礎疾患を持つ方、小さなお子さまは重症化リスクが高いため、ワクチン接種も有効な予防方法のひとつです。
インフルエンザ予防のポイント
インフルエンザを防ぐためには、基本的な生活習慣の見直しが重要です。
- 手洗い・うがいをこまめに行う(外出後や食事前後)
- 咳エチケットを守る(マスクの着用やティッシュ・袖で口を覆う)
- 人混みを避ける、特に流行期は不要不急の外出を控える
- 栄養バランスの取れた食事で免疫力を高める
- 規則正しい生活と十分な休養で体調を整える
こうした小さな習慣の積み重ねが、感染の広がりを防ぐ大きな力になります。
発症した場合の対応
発熱、喉の痛み、倦怠感、関節痛などの症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。
受診時にインフルエンザが疑われる場合は、迅速抗原検査による診断が行われます。陽性と判定された場合、タミフル(内服薬)やリレンザ(吸入薬)、イナビルなどの抗インフルエンザ薬が処方されることがあります。
これらの薬は発症から48時間以内に使用すると効果が高いため、早めの受診が大切です。
また、自宅療養の際は以下に注意しましょう:
- 安静にして十分な睡眠を取る
- 水分補給をこまめに行い、脱水を防ぐ
- 室内の湿度を保ち、喉の乾燥を防ぐ
- 家族にうつさないようマスクを着用し、できれば部屋を分ける
- 解熱剤を使用する場合は必ず医師の指示に従う
体調が悪化する場合や、高熱が続く場合は速やかに再受診してください。
出席停止期間について
インフルエンザにかかった場合、学校保健安全法により出席停止期間が定められています。
原則として、症状が出た日(発熱日を0病日とする)から5日を経過し、かつ解熱した後2日を過ぎるまでは出席停止となります。
ただし最終的には医師の判断に従ってください。職場においても、同様に他人への感染を防ぐ観点から、無理な出勤は控えましょう。
まとめ
インフルエンザは毎年多くの人に影響を与える感染症ですが、日頃からの予防と正しい対応で重症化や感染拡大を防ぐことが可能です。
「かからない」「うつさない」ための一人ひとりの行動が、自分自身と大切な家族や周囲を守ります。
流行期を健やかに乗り越えるために、ぜひ予防意識を高めて日常生活に取り入れていきましょう。
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