おとなでもアレルギー性鼻炎の人はたくさんいますが、子どもにも増えています。
かぜとまちがえやすいですが、これを読んで、子どものアレルギー性鼻炎を見分けてあげましょう
症状
透明な水っぽい鼻水が出るほか、鼻が詰まり、鼻のかゆみがあり、くしゃみが出ます。
それが慢性的に、あるいは反復性に続きます。これらの症状が季節性(春のスギ花粉症、秋のブタクサ花粉症など)に起こるときもあります。
診断
鼻水が慢性的に出るか、などを問診したうえで、症状が重い場合は血液検査を行い、アレルギー抗体があればアレルギー性鼻炎を判断されます。
原因物質
子どもに多いのは、圧倒的にダニやハウスダストですが、花粉が原因のケースも最近、増えてきているようです。
2~3月に飛ぶスギ花粉だけではなく、秋のブタクサなどの花粉が原因物質となることもあります。
治療方法
症状によって、アレルギーを抑える抗アレルギー剤の内服薬や点鼻薬、鼻詰まりをしずめる血管収縮剤などがよく使われます。根治療法として舌下免疫療法という治療法があり、スギ花粉症に対してシダキュア、ダニ過敏症に関してミティキュアが用いられます。
予防法
原因物質を吸わないよう、住環境を整えます。
アトピー性皮膚炎、ぜんそくの子どもは、アレルギー性鼻炎になる可能性も高いので、それぞれの病気をしっかり治療することが大事です。